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マンソン裂頭条虫

早いもので、地元 前橋で開院してもうすぐ半年になります。

今回のタイトルの「マンソン裂頭条虫」とは、わんちゃんや猫さんの消化管に寄生する寄生虫です。
これは、病院勤務時代(横浜市)ではほとんどみかけなかった寄生虫ですが、
ここではこの半年間で、何例かお目にかかりました。

すべて、屋外にも出かけて行くという猫さんか、外にいたところを保護して室内に入れたという猫さんで見つかっています。
猫さんに寄生していることの多いものとしては、ノミ、回虫などが一般的ですが、地域がらか、このマンソン裂頭条虫も発見されます。

この寄生虫は、
①まず、すでに寄生している猫さんの便中に卵として排泄されます。
②水辺でこの卵から孵化した幼虫が、ケンミジンコというプランクトンの一種(第1中間宿主)に摂取さ れます。
③このケンミジンコをカエルやヘビ(第2中間宿主)が捕食します。
④このカエルやヘビを食べると猫さんの小腸で成虫へと発育して卵を産み、→①へ というサイクルを くり返します。

この寄生虫の成虫は全長1m以上になることもあり、それが猫さんの口から吐き出されたり、便とともに排泄されたりしたところを飼主さんによって発見されます。
009_convert_20130426152755.jpg ←猫さんが吐き出したという成虫です。
また、便検査でも虫卵が比較的容易にみつかります。
病原性はあまり強くありませんが、特に子猫では大量寄生で下痢や成長不良を引き起こすことがあるようです。

しかし、このマンソン裂頭条虫のライフサイクルって複雑ですよね。
まず、孵化した幼虫がケンミジンコに摂りこまれ、そのケンミジンコをカエルが食べ、そこに猫がやってきてそのカエルを食べなければ、マンソン裂頭条虫は大人になれないのです・・・。
それでも生きのびて、ライフサイクルを営み続けている寄生虫たちってすごいなーーーと感動すら覚えます。

でも、やっぱり気分のいいものではないので、駆虫をすることになります。

ただ、外出する猫さんたちは、外に出てカエルを狩るたびにこの寄生虫に再度、何度でも感染するリスクがあるのです!
やっぱりいろんな意味で、猫さんは室内での飼育が安全ですね。

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